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インドネシア独立と残留日本兵!現地逃亡日本兵~生きる英雄に‐6章

インドネシアの英霊墓地に寝る日本人と埋葬すらそれずに死んでいった日本人。なぜ、遠く離れた異国の地に日本人は死んでしまったのか。そこにはインドネシアの独立に人生をささげた残留日本兵の姿が・・・。

インドネシア独立と残留日本兵!現地逃亡日本兵~生きる英雄に‐6章

 

インドネシアでは残留日本兵が903人発生した。

 

 

| 歴史

オランダの植民地経営の中核がオランダ領東インド(インドネシア)である。第2次世界大戦中オランダは本国をドイツに占領されていた。

 

日本は、第2次大戦中、東南アジアに侵攻、資源が豊富なインドネシアにも狙いを定める。しかし、日本はアメリカとイギリスには宣戦布告しているので、攻撃を出来るが、インドネシアはオランダの植民地。そこで、日本政府はオランダと交渉して、インドネシア進出を目指すが、交渉は決裂。逆にオランダは日本が敵国だと認識し、宣戦布告をしてきます。

 

本国をドイツに占領されているオランダはあっさりと日本に負け、インドネシアは日本が支配する事になった。

 

 

| 第2次世界大戦後

戦後すぐにインドネシアは独立を宣言し、そして、オランダはもう一度インドネシアを支配するために戻ってくる。インドネシアとオランダとの間で独立戦争が始まる。

 

日本は敗戦したので、多くの日本人が帰路についが、一部は残留日本兵として現地に残った。

 

 

○必要とされた日本兵

 

インドネシアがオランダと戦う上で、日本兵の力が必要だった。

 

オランダと戦うには、まともな武器も戦術もないインドネシア。他国の支援も期待できず、残留日本兵が頼みの綱であった。

 

そう、インドネシアはオランダと戦うに武器と戦術が必要であった。

 

インドネシアは積極的に残留日本兵の取り込みに力を注いだ。時には日本人を拉致して、無理やり協力を促した例もあったようである。

 

オランダと戦う理由は、残留日本兵903人それぞれに違っている。

 

欧米列強の植民地主義を打倒して、アジアの独立を達成する。この考え方は日本人も、インドネシア人も同じだと推測できる。

 

残留日本兵はインドネシア人に勝つための戦い方を教え込んだ。

 

 

○オランダとの戦い

 

オランダとの戦いは激戦を極めた。圧倒的な力を持つオランダ軍に対して、ゲリラ戦と局地戦で、粘り強く抵抗するしか方法はなかった。

 

独立戦争は、他国の支援はほぼ受けられず、インドネシアと残留日本兵の力で戦われた。

 

インドネシアは最後の最後まで、残留日本兵の力を必要とした。

 

このあたりの事情は、ベトナムとは大きく様相が違う。ベトナムの場合、中国やソ連が独立戦争を支援し、戦いの途中からは残留日本兵は帰還を促された。対して、インドネシアの場合は独自の力で独立戦争を戦わなければいけなかったので、終戦まで残留日本兵の力が必要とされた。

 

インドネシアと残留日本兵の戦いは続いた。オランダとの戦いの中で、残留日本兵の半数以上が戦死した。

 

独立戦争は長引き、国際世論が徐々にインドネシアに傾いた。

 

そして、1949年12月、ハーグ協定により、インドネシアは独立を達成した。

 

 

| 独立戦争終結後の残留日本兵

 

独立戦争後、日本に帰国する人、インドネシアに残る人様々など様々であった。

 

インドネシアに残る残留日本兵は、インドネシア社会で細々と生活を続けた。1958年の日本とインドネシアの国交回復後は、インドネシアと日本とのかけ橋的な役割で活躍する者も現れた。

 

日本人を悩ませたのが、国籍の問題であった。ほとんどのも者は、インドネシア国籍取得が認められず、無国籍に近い形で、インドネシアに残留を続けた。

 

しかし、1963年以降は、スカルノ大統領の計らいで、インドネシア国籍取得申請者全員にインドネシア国籍が与えられた。

 

もう1つ残留日本兵を悩ませたのが、日本社会の彼らに対する評価である。残留日本兵は「現地逃亡日本兵」だと烙印を押され、残留日本兵達を苦しめた。

 

残留日本兵が名誉を回復するためには長い年月が必要であった。戦後日本では、歴史に対して自虐史観が主流で、第2次世界大戦をアジアへの侵略ととらえ、日本は悪いことしたと教えられた。

 

しかし、徐々にではあるが、大東亜戦争の様々な視点や残存日本兵の真実が伝わっていった。

 

 

○残留日本兵の名誉回復

 

1990年代以降、日本では歴史の再検討が盛んに行われる。日本が第2次世界大戦を戦った理由は、アジアを欧米列強から解放するため、いわゆる「解放史観」が台頭した。

 

日本がアジアの解放のために、アメリカ、イギリス、オランダなどと戦った。日本は戦争で負けたが、その後も、アジアの独立のために戦い続けたのが、残留日本兵の本当の姿だ。

 

残留日本兵の生き様に、感動と共感を覚える人達がたくさんいる。私もその一人だ。

 

いずれにしても、残留日本兵は「現地逃亡日本兵」から生きる英雄として、その評価が大きく変わった。

 

残留日本兵の名誉が戦後35年以上の月日の経過で回復されたのである。

 

残留日本兵の存在は私自身にも大きな希望を与える存在である。

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